キャビネットに白いペンキを


古い木製キャビネットを、白く可愛く美しく変身させるため、水性塗料で塗装します。

古い木製キャビネット

もとは応接間にあったもの。母が結婚した時に持ってきた、嫁入り道具の一つです。45年というと、半世紀も前のキャビネットということですね。

高さ124㎝、横幅82㎝、奥行き38.5㎝。ヘンな脚(台)が付いてる。

ずっしりとした重厚感、年季の入った黄赤茶色。今では私の作業部屋に置かれ、本や裁縫道具が並んでいます。

*ビフォアーの全貌写真を撮り忘れました。

やすりがけ

塗装前にはおきまりのヤスリがけ。面倒なこの作業は、ついつい手抜きになってしまう。

手抜きにしてもペンキは乗るから、面倒なしでも綺麗に塗れるって、これ勘違いですね。せかっかく綺麗に仕上がった塗装が、とても剥がれやすいのです。
わかってる わかってる でもできないっ!
往年の心の叫び声が、頭の中でこだまします。うん。本当に、なかなかできるものではなくて、今回も手抜きになってしまいました。

使用したヤスリは、#240 の紙やすりです。ささっと傷をつける程度。

使用する塗料


欲しかった、カインズのホワイティカラーズ・ピュアホワイト。つや消しマット。

ずいぶん前、本格的にキッチンをホワイト化されてるブログに出会って
お世話になりました ⇒ ロシアンブルー8のお家事情
それからずっと、使う日を心待ちにしてた。塗料のカンカンって、ほとんどが派手なのに、この外装はシンプルで素敵すぎる。価格はコーナンブランドのよりお安い。


白色は2種類あって、私が買ったピュアホワイトは、グレー系アイボリーに、少し緑味があるように見えます。パーフェクトホワイトは、その名の通り、真っ白です。

愛用している白い塗料・アレスエコクリーンマット(白)が真っ白なのですが、白すぎると目が疲れるって説が重大に思えて、ピュアホワイトを選んでみました。
詳細はここに ⇒ 漆喰のような白いペンキ

ペンキ塗り


ローラー・ハケ・筆の3種類を使って塗ります。これは一度塗りが終わった状態です。

ここで気づいたこと。

「一度塗りは薄く塗る」って、塗料を薄めることじゃないのですね。家庭用一般塗料は、塗料が硬い場合、水を5%まで加えて良いことになっています。

今まで勘違いして、一度塗りの時に5%以上の水を加えて、シャバシャバの塗料を塗っていました。

「一度塗りは薄く塗る」って塗料の濃度そのままに、塗厚を薄くすることだったのです。大事なことに気付けて良かった。

*ホッとして、アフター写真も撮り忘れ。


そして容器に余った塗料を、えいっと床に塗ってみた。1メートル四方ほど。

壁はアレスエコクリーンの白です。同じ白でもまったく別の色。

コーナンブランドのミルキーホワイトのような、あたたかみのある白を想像してたから、ちょっと予想外。塗るアイテムによっては「無難」な雰囲気になりかねない。

おわりに


真っ白と比べると、大幅なトーンダウン。だけど本当に、目に優しい。

カーテンの色ともトーンが合う。

真っ白の壁は、部屋全体のインテリアと違和感があって、浮いているのが気になってた。このピュアは、壁とインテリアとの橋渡しというか、調和力を持ってるみたい。

夢に一歩ずつ近づいています。


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