DIYのアルミサッシ塗装


アルミサッシの茶色い窓をDIYで白く塗装してみました。

塗装するときは塗料が重要ですが、プライマーを使わずに水性塗料を塗ってみると、案の定失敗しました。

今回の記事は、アルミサッシ塗装の失敗例として、参考になればと思います。

アルミサッシ


塗装した窓のアルミサッシはこちらです。一般的なYKKのアルミサッシですね。

築 35 年の我が家の二階は、すべてこの色のサッシです。茶色の色味は気に入っています。ですが、ホワイトインテリアを目指す作業部屋では、茶色の濃い色が気になる。


塗装前にサッシの掃除をしておきます。

濃茶色だから汚れが目立たない。汚れが目立たないと掃除が疎かになる。

白くしたら、掃除がマメになるかもと期待。

使用した塗料


アルミサッシ塗装に使用した塗料は、アサヒペンの水性塗料・多用途ハイグレード(白)

こちらはホームセンターコーナン限定のようで、「エクステリア用」水性塗料の部類。

エクステリア用水性塗料は、最安価な多用途水性塗料よりも耐久性は上がります。門扉やフェンスにも使えると書いてありますが、本来アルミサッシには NG です。

水性塗料がダメってどういうことだろう?と常々疑問を抱いていたので、実際に塗って試してみることに。

アルミサッシに水性塗料を塗る


実際にアルミサッシに水性塗料を塗ってみます。

最低限のこととして、サッシにヤスリがけをするべきなのですが、それも省いてみます。


最初に、マスキングテープで周囲を養生します。

ガラス周囲をどこまで塗る? 私はゴムパッキンのような部分ギリギリまで塗ることにしました。

*ゴムのところは塗装後ベタベタした感触になったので、塗らない方が良いかもです。


一度塗り後はこんな感じ。ぜんぜん塗料がノッてくれない…。


二度塗り後。あとには引けない! どうなるんだろ。

それから、三度、四度と重ね塗りして…


これ、五度塗りです。ずいぶん白くなりました。


しかし、まだ少し素地が透けています。あと一回、厚塗りをして終わらせよう。

反省点


結果として、アルミサッシの水性塗料塗装は失敗!だったです。

今回は室内側の塗装だけで、屋外側は塗装しない計画でした。だから、耐久性についてはあまり気にしていません。

見た目

何が失敗だったかというと「予想していたほど可愛くならなかった」という点です。

ヨーロッパの建物なんかは「何度も何度もペンキが塗られてこってりしつつ剥れているところもあり、そこに味があって素敵」で、そういうものを目指すイメージでした。

毎年塗り重ねていくとイメージに近づくかもしれませんが、それじゃ、引き違い窓が開かなくなりそうですね(笑)

塗り方

横着をして窓も網戸もつけたまま塗装しましたが、きちんと外して塗った方が良かった。

でも、網戸は外せても、掃き出し窓は重いから、外す自信がなかったのです。

私は刷毛で塗りましたが、刷毛よりもローラー(ミニサイズ)の方がもちろん仕上がりが綺麗だったはず。刷毛を使うなら、柔らかい刷毛が良いと思います。

あと、ヤスリがけは絶対した方が良い。これは、腰高窓のサッシ枠部分を、ヤスリをかけて同じ塗料で塗ってみたら、三度塗ぐらいでこってり塗れたことで実証済み。

塗料について

アルミサッシの塗装は本来、水性塗料ではなく、油性のアクリル系塗料を使います。

ですが、アクリル塗料って、薄め液が必要だったり、道具を洗うのが大変だったりで、とっても大変です。

そこで探して見つけたのが、奈良のベーグル屋さんのブログ『アルミサッシも白く染めたい / Le Bage BLOG』に書かれている、大阪の会社・エイベストさんのリペアカラースプレーです。

容量 300㎖ のスプレーで、価格は 1400〜2100円。塗り面積は二回塗りで 0.6〜1.2㎡。色おオーダーも可能。コストはかかりますが、本気で塗装しようと思ったら、こういう塗料が必要ですね。スプレーだから、道具を洗浄する手間も不要なのね。

私が好きなメーカー・ニッペさんからも、アルミカラースプレーというのが出ています。こちらも 300㎖入りで、塗り面積は1.0〜1.2㎡。価格は、楽天の最安値を探してみると1100円(ニッペ アルミカラ-スプレ-300ml ホワイト)。Amazonでは白色の取扱いナシ。

どうしても水性塗料を塗るなら、密着性を高めるためのプライマーがやっぱり必要かな。

おわりに


結果的には失敗だったけれど、視覚的には、やっぱ白が似合う。

失敗だったけど、塗装してみて良かった。

今後、重ね塗りや細かな処理が必要かなと思っているので、もう少し頑張ってみます。
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