だけど「そもそもドアにどうやって穴を開けたらいいの?」 という、初歩的な疑問が浮かびます。
そんな私が手持ちの道具で、ドアに猫用扉の穴を開けることができたので、その作業風景を写真多めで紹介します。
つたない作業ですが「なんとか自力で」と苦戦されているかたの参考になれば幸いです。
穴を開けるために使用する道具は
【キリ】【糸鋸】【手鋸】の3つです。
手順1:穴の大きさを決める
開ける穴の大きさを決めて、鉛筆で出来上がり線を書きます。私は今回【ヨコ 16.5㎝×タテ 16.5㎝】の正方形の穴にしてみます。
最初は写真の1マス分にしようと考えていたのですが、猫と20年同居している人から「半分で良いのでは?」とアドバイスを戴きました。市販サイズもだいたいこのぐらいの大きさですね。
市販のキャットドアを取り付ける場合、サイズ決めは慎重にお願いします。間違えてサイズを大きくしてしまうと取り付けられなくなる恐れがあります。
手順2:キリで穴を開ける
正方形の角にキリの先を当てて、クルクルと回し、穴をひとつ開けます。さすが男の子。キリに興味を持った様子。との様がキリに飛びつく動画はコチラにアップしています。⇒『ねこのインスタグラム』
そうこうしているうちに、穴がひとつ開きました。しかし…
糸鋸の歯が入りません。留め金が邪魔しています。
最初の穴のすぐ横に、もうひとつ穴を開けると、歯が通るようになりました。
手順3:ノコギリで切る
ここからが試行錯誤の長丁場。お急ぎの方はスクロールでスッ飛ばして下さいませ。作業工程としては「糸鋸を入れて(糸鋸の土台を使わずに)歯だけで数センチ切る」それから「手鋸を入れて切る」予定でした。
糸鋸の歯が入った!までは良かったのですが、
ぜんぜん進まない。指が痛いのと、力が入らないのとで、どうしたものやら。
本当は【引き回し鋸】↓が
必要必須なのですが「購入する」という僅かな手間暇を惜しんだばかりに、時間と労力を使うことになります。
糸鋸で切る予定だった長さ(数㎝分)を、キリの穴で代用します。
つかずはなれず、横一列に穴を開けていくと…
線状の隙間ができました。
ここでちょっとひと休みしてから…
手鋸の刃先を入れて切っていきます。
手鋸で角まできたら、糸鋸リベンジ。
忍耐力さえあれば、できそうです。
との様は飽きてきた様子。私はまた小休止。
糸鋸を手で持って切るコツは「まっすぐ押し引きすること」です。…当然ですが、そうすると何とか切ることができました。
あと、歯を斜め(手前を下・向こう側を上)にすると切りやすいです。
あとは手鋸でラストスパート。
手鋸をくるむタオルを陣取り、ねこ様は夢の中で応援してくれている様子。
そうして無事に穴が開きました。
手順4:やすりがけ
木屑を払って(私はダイソンでじかに吸い取りました)、ギザギザになっているところを紙ヤスリでならします。これで穴は完成です紙ヤスリの番手は 120・240・400 を使いました。
大きく飛び出ている箇所は【平型の棒ヤスリ】を使います。
おわりに:猫たちの反応
我が家の2匹の猫は、まだ子猫の部類に入るせいか、怖がることなく通り抜けて、通路として使用してくれています。あまりにも特別な反応がなかったので、ちょっと寂しい。
猫扉については、切り抜いた板を再利用する予定です。とりあえずマスキングテープで留めてみたところ、テープが剥がれたりして、うまくいかなかった。
だから今のところはダンボール扉にしています。ダンボール扉の良いところは「軽い」こと。猫が出入りしやすい。良くないところは、軽いから「エアコンの風ではためく」こと。一長一短ですね。
懸念点がひとつ。との様は4ヶ月半のオスで、現在 3.5キロある大型です。穴のサイズが今でギリギリ。大人になったら、穴の拡大を検討することになりそう。
それでは次回、猫扉を作る時には、また紹介させていただきます。
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