夏の洗濯物は外干しにご用心

日差しの強い夏は洗濯物があっという間に乾きます。主婦にとっては助かりますよね。

でも、ご用心。

真夏に洗濯物を外干しすると、思わぬ被害が出てきます。

それは、強い日差しによる衣類の劣化です。

天然素材は繊維が傷む

天然素材のものは、繊維自体の傷みが早くなります。

例えば、西日の窓のレースカーテンをコットンやリネンにしていると、軽く引っ張っただけで破れたり、洗濯時に破れたり。強い日差しが繊維の劣化を早めるんですね。

ベッドリネンなども、日に当てて干すと殺菌されて気持ち良い感じがします。ですが、これも繊維の劣化に繋がり、破れの原因になります。

天然素材の衣類も同じです。とくに大事にしているお洋服を、直射日光で干すのは控えましょう。

化繊は変色しやすい

化繊の衣類はどうでしょうか。もちろん繊維の劣化もあると思いますが、化繊は比較的強いです。

でも、天日干しすると変色しやすくなります。

実例としては、日中外で仕事をしている夫のTシャツ。ポリエステルで速乾性のある機能性素材です。その上にオーバーオールの作業着を着ていますが、この夏、くっきりと肩紐の形に変色しました。

化繊の色は発色が良く、洗濯機で洗っている最中は色落ちしにくいですが、日焼けによる変色は大きいです。

また、天然素材も日焼けで変色します。

夏は陰干し必須

日焼け対策は人間と一緒で、直射日光に当てないことが肝心です。

我が家の物干し場は東にあるので、日陰になる午後から外干しするのが良い。

だけど、今の時期は虫(カナブン・セミなど)が多発するので、ここ1ヶ月ほどは完全室内干しにしています。

これだけ日差しが強いと室内も乾燥しているから、意外と乾くのです。

風のない日は扇風機を首振りにして、空気を動かしてあげると、生乾き臭を防具ことができます。衣類の位置をずらしたりして、湿気ているところを風に当てると、より良く乾きます。

お仕事等の外出で窓を閉め切る場合は、扇風機のタイマーを最長にセット。生乾き臭を防ぐには最初が肝心です。30分だけ外に干して、取り入れて室内干し。という手もありです。

おわりに

手作りのリネンカーテンがボロボロになってしまった経験から、天日干しについて、気に掛けるようになりました。

大切な衣類ほど繊細な素材だったりします。

真夏だけではなく年間を通して【日差しの強さ】と【干す時間の長さ】を調整することは『家事を担う者として身に付けたい技術のひとつ』だと、私は思います。
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