布ヤスリの使い方を見直す

布ヤスリの使い方を見直してみました
布ヤスリの使い方を見直してみると、その優秀さにあらためて惚れ惚れします。

一昨日『IKEAテーブルをリメイク中』の記事の中で、「布ヤスリは目詰まりがひどい」と書きましたが、私が間違っていました。

使う番手が間違ってたのです。

布ヤスリの番手

サンドペーパーのお気に入り番手は120と240。
先の記事では、最初に 240 番の布ヤスリを使って目詰まりしました。これが間違い。

私が普段揃えているヤスリの番手は『BRIWAXを合板に塗装する』でも紹介していますが、60・120・240・400・600・800 番です。

今回のようにニス剥がしに使う場合、60 番から始めてみると、作業がはかどりました。

なぜ最初から 60 番を使わなかったのかというと、粗い目を使って力をかけすぎると素材に深い傷がつきやすいからです。力の匙加減が必要なんですね。

でも、力加減のコツさえつかめば、60 番でニスをほぼ取り去り、120・240・400 と丁寧に表面を整えていくと、思いのほかスムーズに作業できます。

布ヤスリに惚れる理由

布ヤスリは経済的。丈夫さも頼もしい。
作業が進んだと言っても、素人の手作業だから、あれからやっとココまでなんだけど。

布ヤスリの何が凄いって(皆々様ご承知の通り)「持ちの良さ」です。

紙ヤスリや空研ぎペーパーは、だんだん破れてきて使えなくなりますよね。

ところが布ヤスリは、表面のザラザラが剥がれ落ちるまで使えます。

特に粗目の布ヤスリは丈夫です。写真のように小さいサイズのカットでも、ここまでの作業で、まだ捨てるに及びません。なんて経済的なんでしょう。

サンドペーパーを使うとき

マスクとバンダナを着用しましょう。
やすりがけで出る木屑はとても細いので、マスクは必須。特にニスは化学物質も含んでいたりするので、できるかぎり吸い込まないために。

空に舞った粉が髪にも付着するので、できればバンダナや帽子で髪も覆って作業します。

切り方

サンドペーパーを切る時は「手で折り曲げて切る」と言われています。でも、布ヤスリの粗目は手でカットし難いので、私はハサミでチョンと切り目を入れて手で引裂きます。

ヤスリ面がハサミの刃を傷めてしまうので、傷んでも良いボロ鋏を使うのが良いです。

ヤスリ方

テーブルのように平らな面は、ヤスリホルダーを使うのが一般的です。

自作のホルダーや、平らな木に巻き付けて使う人もたくさんいます。

よほど大きな面でない限り私は手に持って使ってます。理由は「その方が楽しい」から。

木屑の掃除

掃除には、まず初めに箒を使います。
やすりがけで出来た木屑って、本当にとても細かいんですよ!

最初は布で払っていましたが追いつかず、次に、木屑が溜まったら掃除機で吸い取りっていました。

ところが、サイクロン(紙パックじゃない)式の掃除機のフィルターを通り越して、粉塵が掃除機内部のあちこちに付着して、掃除機の掃除が大変に(笑)。

だから今は、100 円ショップなどでも売っている小さな手箒を使って木屑を集めてゴミ箱に捨て、その後布で拭き取り、最後に掃除機を使うことにしています。


さて、この週末中には、IKEAテーブルを仕上げる予定です。

次回の月曜日には、完成写真をお披露目できるかなと思います。お楽しみに。
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