片づけの魔法を実践してわかったのは、断捨離とはちょっと違うということでした。
「ちょっと」と平たく書きましたが、私の中では「まったく別もの・別世界」です。
この感覚、このときめきが、片づけの魔法!なんですね。
片づけの魔法を実践
先週は、月曜日から日曜日の朝 9 時から夜 9 時まで。7 日間ずっと片づけ祭り。
作業部屋の押し入れの中も、また少しスッキリしました。ビフォアー写真は『ブログ更新回数を減らしてよかったこと』をご参照ください。
一週間かけて片がついたのは、衣類・本類・書類・小物類・思い出の品・寝具・DIY 用品・お裁縫関連。ただし、自分一人の物のみ。
台所用品などの家族共有物はしていません。
ときめけないぐらい疲れる時もありました。でも、こんまりさんの本を何度も読み返すと、不思議なぐらい、ときめく気持ちが湧き起こってくるのです。
片づけの魔法の効果
ときめく物だけに囲まれた暮らしをイメージすると、その世界は清潔で美しく光り輝いていて、想像しただけで、ときめきます。
でも実際は…。
私は末っ子で、貰い物でやり過ごすことを当たり前として 37 年間生きてきました。
ときめくものだけを目の前に並べてみると、身体が震えるような不安と快感があって、戸惑いました。
好きでないものをなんとか工夫して好きになろうとして生きてきたことや、家族が捨てようとするものを役立てることが善だと信じて今の私がある。
そういう「今までのわたし」が細かに砕けて風が運び去り、気持ちいい空気と晴天と世界の広さと美しさを初めて知ったような、想像以上の感動に驚いています。
実生活への効果は人それぞれあると思いますが、私の場合はこの一週間で
・早起きになった
・寝起きの憂鬱が無くなった
・今日という日が楽しみでワクワクする
・椅子に座って休む時間が減った(良い意味で)
・創作意欲が湧く
・掃除が好きになった
なんかね、すごくいい感じでチューニングできたマシーンになった気分。
魔法をセーブすることも
こんまりさんの片づけの魔法は「ときめくものだけを残す」という片づけ方法です。
だけど、本当にときめく物だけを残したとしたら、私は生活できなくなってしまいます。(こうしてブログを更新することも!)
それぐらい、ときめき薄で暮らしてきたんだなぁと、自分のことだけど「可哀想に…」と同情してしまいます。先ほどの「震えるような不安」は、この「ときめく物だけを残すと生活できない」ことなのかもしれません。
だから、私の片づけ祭りはルール違反だけど、一回きりではなく、少しずつ。祭りというより「小祭り」ですね。
下着(ショーツ)は1枚きりになってしまって「困った!」と思っていたのですが、すぐにときめくものを買い求めることができたのです。
手にとったときめきで判断する癖がつくと、取り急いでネットショッピングに走ることも無くなりました。これも、片づけの魔法効果。
ときめきがわからないとき
「ときめき」というものが、どんな感情なのか、わからなくなる時があります。
朝はときめいていたのに午後になるとときめきが消えてしまったり、あまりにもときめかないものが多すぎて「ときめきってなんだったっけ」と手が止まってしまったり。
こんまり流の片づけのポイントは「ひとつひとつ手にとって触れること」ですよね。これが小物類となると、なかなか面倒なんだけど、この「手にとる」ことが本当に重要。
だけど「触ってもわかんない」っていう時の、ときめき判断法を私は見つけました。
ときめきの判断方法
ひとつひとつ手にとって片づけの作業をしていると、ふと、その物とはまったく関係のない、誰かの欠点を思い出してイライラして思考が逸れて行くことが私はありました。たとえ気に入ってるはずの物であってもです。なんでだろうと思いつつ、その物は「保留」にします。
別のものを触って「あら、この布をポーチの裏地にしたら可愛いかも」「そういえば、あの人は元気かな」と、さっきまでのイライラは忘れて、楽しい気分が自然と頭の中浮かんでくる。そういう物を残します。
かんたんに言うと「気分を上げてくれる物」ですね。
感情だけでなく、思考にもフォーカスを当ててみると、また新しい発見があります。
おわりに
こんまりさんの片づけの魔法は、本当に効果のある魔法です。
物質的なことだけでなく、メンタルの方も、革命的にすっきりします。知らないうちに気持ちのセーフラインを下げて「負の感情でも良し」としてきたことが、暮らしの中で大きな重圧になっていたことに気づくことができました。
片づけの魔法にかかるコツは、こんまりさんの本を読むこと。それだけです。
私のように図書館で借りるも良し。人から借りるも良し。中古本を買うも良し。
まだ読んだことがない人がいるとしたら、一度だけでも読んでみて下さい。断捨離との違いもハッキリわかります。
ステキな未来が、待っています。
:
TIDY UP