前回の予告通りブログ更新を週 1 回に減らすと、予想以上に劇的な変化がありました。
あまりにも良い方へと変わったので、どんなふうに良くなったのかを紹介せずにはいられません。かなりハッピー。
写真は散らかった作業部屋の押し入れ。まさに以前の私の心情を表しています。アフター写真はこの記事の終わりに載せています。
前回の予告(心意気)はこちらをどうぞ。⇒『IKEAテーブルのリメイク完成』
ゆとりができる
時間のゆとり。これはごくごく単純です。今まで週 3 回のブログ更新のために使っていた時間が 3 分の 1 になるのですから。私が今までブログ更新に使っていた時間は、短い時で 1 時間、長い時で 2 日以上。平均 5 時間。書く前に、作業もするし、写真も撮るし、一週間の内 6 日ぐらい、ブログのことばかり考えていました。
ところが、週一で良いとなると、月曜日の更新が終われば、あとは時間を好きに使えるという開放感を体中で感じます。時間があるって、なんて幸せなんでしょう。
しばらくお休みしていた趣味のお裁縫も、また始められるようになりました。
家事が丁寧になる
ゆとりができると、家事は自然と丁寧になります。なぜなら、急ぐ必要がないからです。たとえば洗濯物の場合、時間がない時は一つずつシワを伸ばして干すのも手間だから、今まで省いてしまうことがありました。夕方に取り込んだ洗濯物をカゴに入れて翌朝まで放置していたり。
ご飯の支度にしても「私には時間がないのだから、朝ごはんぐらい自分で食べてよね」というのが当然だと思い込んでたり、廊下に埃の吹き溜まりを見つけても後回しにして結局しなかったり。
冷静に考えると、単なるナマケモノ主婦にしか見えない(笑)。だから落ち込むこともしばしばでした。
でも、ゆとりがあると、もっとステキな家事の仕方をイメージする余裕が生まれます。
作業がはかどる
もともと好きでしている DIY や、その他のあれこれ。作業自体ではなくブログ更新がメインになってしまうと、写真の写り方や説明する文章のことを考えながらの作業になって、あれもこれもで頭がいっぱい。
だから集中力が欠けて、作業時間も長くなり、焦る。という悪循環に、はまってた。
何ものにも追われずに作業する趣味の DIY は、とってもたのしい! 作業中に目の前の風景に惚れ惚れしたり、ときめいたり、心が喜んでるのを感じます。
たのしい気持ちでできたことを、必要な人へ発信する。これこそが merrymade の原点(詳しくは『about』をご参照下さい)だったと、思い出させてくれました。
読書ができる
実家に越してから今までの 2 年半、恥ずかしながらまったく本を読んでいませんでした。時間というよりも、心に余裕がなかったのです。ゆっくり読書をたのしむ心のゆとり。
2 年半振りに図書館へ行って、以下 8 冊の本を借りました。
・シンプルに暮らす整理術 / クニエダヤスエ
・自分を変えるレッスン / ワタナベ薫
・生きるのが楽になる「感情整理」のレッスン / ワタナベ薫
・松浦弥太郎の仕事術 / 松浦弥太郎
・鳥たち / よしもとばなな
・猫を拾いに / 川上弘美
・さよさんの片づけが身につくおうちレッスン / 小西沙代
・毎日心地よい服 /櫻井 悦子
その後さらに追加の 5 冊。
・松浦弥太郎の新しいお金術 / 松浦弥太郎
・おとなになるってどんなこと? / 吉本ばなな
・人生がときめく片づけの魔法 / 近藤麻理恵
・このあたりの人たち / 川上弘美
・トイプードルの赤ちゃん 元気&幸せに育てる365日 / 高橋徹
好きな小説家の小説は、未知の世界へ連れて行ってくれます。実用書は、ネット上の文章よりも説得力があり、学びが深まります。本って素晴らしいですね。
片づけの魔法は 偉大なる力
中でもダントツで良かったのは、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』です。ずっと以前にテレビで拝見してから公式サイトやブログを覗いてみたり、「こんまり流」と書かれた多くの(一般のかたの)ブログを探しては、真似たりしたけれどうまくいかなかった。
また、断捨離の元祖・やましたひでこさんの著書はずっと以前に読んだのですが、なぜか「捨てる」ことに対する違和感 が、ずっと引っ掛かっていました。
ところが『片づけの魔法』を読むと、すべて納得できたかのような、本当にキラキラと、ときめく気持ちになるんです。
今まで片づけても片づけても片付かなかった理由も、きちんと理解できました。5 歳から片づけに興味を持っていたという筋金入りの片づけ魔・こんまりさんは本当の魔法使い。ステキです。世界で認められていることにも頷けます。
ただしこちらの本は、パッと開くと文字がたくさん詰まっています。読書好きには問題無い文字量ですが、苦手な人は目次を見ただけでも読む気になれないかも。
そういう人のために、今年 2 月に新しい本が出版されています。
これなら、読書が苦手な母でも読めそうだから、母の日のプレゼントにしたい。部屋から溢れるほど洋服を持っているのに幸せそうじゃない母と、ときめきを分かち合える予感がしています。
家族に優しくなれる
私が今一緒に暮らしているのは、無職の夫、私の母、認知症の母方の祖母。この 4 人と、トイプードル 1 匹です。新婚旅行(はじめてトリップ)から帰ってきて 4 ヶ月、24 時間ふわふわとしている夫のこと、時にはイライラしたりしていました。
祖母が何十回も同じことを繰り返し訊ねてくることにも、そんな祖母と母の口論を毎日聞くのにもうんざりして、犬に八つ当たりしてしまったり。
でも、ゆとりができて、好きなことをできる時間が増え、本を読んで学びが向上した後では、すべて「人のせいではない。自分が足りなかっただけだ」と気づき、今までの自分の態度の稚拙さを恥ずかしく思います。
参考までに書き留めておきますと、
以前、あるサイトで、夫たちが妻に求めることの一番に「妻の機嫌がいいこと」と書かれてありました。
引用:生きるのが楽になる「感情整理」のレッスン / ワタナベ薫
このことを声に出して夫に問うてみると、「そうやねん!そうやねん!」と声を大にして肯定したので、驚いて、思わず笑顔がこぼれました。
家族みんなが暗い顔をしていても、誰か一人が明るい光として存在しているだけで、きっとみんなの心に安心感が宿るはずです。そうやって、しあわせの波動をより大きく広くしてゆくことも、主婦としての大切な仕事なんですね。
おわりに
さて、冒頭の押し入れを片付けてみると、写真で見るとあまり変わっていないように見えますが、実際は随分変わりました。片づけって、気持ち良い。
ブログ更新を減らすと、アクセスが減るかもと気掛かりでした。でも、週 1 回に減らしても、毎日のアクセス数は以前とほぼ同じなんです。不思議だけど、とてもありがたい。
振り返れば、アクセス数を得点みたいに思って、更新に必死だった。更新を減らしても、見に来てくださるかたがいることに、自然と感謝の気持ちが溢れてきます。
感謝するということは、心で思うだけでなく、相手に伝えてこそ。そしてお返しができればもっと良いですよね。
自分が社会で役立てることは何か を考えるきっかけにもなります。
新しい季節が訪れようとしています。この機会に、自分の力以上に頑張っていることを、少しゆるめて隙間を作ってみませんか? きっと良いことが、あなたを待っています。
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TIDY UP