父方の祖母(96歳)の部屋を大掃除して、不要なものを大処分。
父方祖母とは私が中学生くらいの時から同居していましたが、2年前から入院していて、この先もずっと入院暮らしの予定です。
祖母が家に戻らないとわかり、異臭を放つベッドを真っ先に処分して、その後ずっと放置していたのですが、先日無事に片づけをほぼ終えることができました。
(ここ数週間いろいろあって、しばらく更新をお休みしてました。
もしももしも、更新を楽しみにしてくれている人が万が一にもいらっしゃるとしたら、ありがとう。お待たせしました☆)
ビフォアー写真は毎度のことですが、残念ながら撮り忘れ。
部屋の大きさは洋間の8畳ほどだと思います。
そのひと部屋の中に、長箪笥2つと
和箪笥ひとつ。
中にはぎゅうぎゅう詰めに洋服が。
ここは北東の角部屋で、北側の押し入れの中はカビだらけ。
壁幅いっぱいにとってある押し入れにもぎっしり詰め込まれていました。
隙間がないとカビが出やすいのは、植物も洋服も何もかも、同じなんですね。
コマ付きの衣装クリアケース 10 個分ぐらいは、祖母の娘(私のおば)3 人が引き取ってくれたので、ずいぶん助かりました。
それでもゴミ袋 45 袋分の洋服と 5 袋の靴が。
これら洋服は、回収業者に無料で引き取ってもらいました。
衣類を処分して、カーテンを洗っても、異臭がします。
原因は、カーペット。
父方祖父が部屋を使っていた頃から敷いてあるカーペットだから、35 年敷きっぱなし。
もちろん処分します。
小さくカットすれば普通ゴミに無料で出せます。
でも今回は、カッターで4つに切り分けてクルクルと丸め、ゴミ処理場へ運びました。
タンス類は夫に大木槌でバラしてもらい、こちらもゴミ処理場へ。
*大阪・堺市での「持ち込み粗大ゴミ」の料金は、100kg 未満は一律 1700 円。以降 10kgごとに 170 円の追加料金が加算されます。
そうして空になった部屋に
また物を置いていく…
諸行無常と喩えましょうか。なんとも言えない心持ち。
まだ生きている祖母の持ち物を全処分すること。家族や親戚と相談したし、私も悩みました。おば達の本心は「家が広いんだから、それぐらい置いといてよ」だったと思います。
でも、誰も住んでいない部屋に、将来ゴミとなる大量の物々を放置しておくほど、私は呑気じゃありません。それに、発生したカビは、家を崩壊させます。でも…
どんなに大切なものも、本人以外にとってはゴミであるという現実は、衝撃でした。
ゴミの山となった祖母の持ち物を眺めて、「あぁ、私の持ち物もいつかこんな風になるのかな。父の時もそうだったし。ひとはゴミの中で生きているのかもしれない」と、ちょっとおセンチに。
でもね、だからこそ片づけ祭をして、より素敵なものを残しながら生きたいのです。
そうして、この大片づけ祭で私が貰った物は
古い三面鏡の鏡台と
小さなお裁縫箱。
ほかにも少し祖母から(勝手に)譲り受け、「おおばあちゃんって、こんなものが好きだったんだ」と、あらためて父方祖母を知る良い機会でした。
鏡台は、もちろん白に塗る予定。
:
TIDY UP