大阪福島のフレンチレストラン『ミチノ・ル・トゥールビヨン』を私が知ったキッカケは、メンタリストDaiGoさんが動画で紹介していたから。
食通でも知られるメンタリストDaiGoさん。彼が推薦する料理の味を知りたい。そう思いますよね。
フレンチ初心者でも心奪われるミチノ・ル・トゥールビヨンのランチコース。そのプチレポを今からお届けします。
〈スープ〉桃を入れたヴィシソワーズ
スープは桃が入ったヴィシソワーズです。ヴィシソワーズとは、ポロネギ風味のジャガイモの冷製ポタージュのこと。
表面を覆うシュワシュワの泡は、リンゴのビネガーを炭酸ガスでシュワシュワにしているそうです。
シュワシュワの酸味とジャガイモのまろ味の下に、桃の愛しい甘味をスプーンですくい取ることは、ちょっとした宝探しのよう。
こちら桃を入れたヴィシソワーズは、昼の暑さをスッと引いてくれる一品。
+オリーブオイルとパン
続いてオリーブオイルとパンを紹介します。といっても、パンの写真を撮り忘れました。その言い訳をすると、どちらかというとパンは脇役だったから。
「オリーブオイルを食べるためにパンがある」
そんなふうに感じます。
クセがなくて舌馴染みの良いこちらのオリーブオイル、とても気に入りました。
〈オードブル〉鶏ハムと野菜のグレック
オードブルは、鶏ハムと野菜のグレックです。グレックとは、さっと茹でた野菜を酢漬けにした冷製料理。かんたんに言うと「マリネ」ですね。(一般的にグレックはコリアンダーを使ったギリシャ風となるそうです)
本家ミチノ氏のインスタグラムでも「播州鶏の胸肉のハムと野菜のギリシャ風、黄色いビーツのソース」と紹介されています。
黄色いビーツがあるなんて驚きですよね。黄色いビーツは、赤いビーツよりも優しさがあるようです。
ビーツといえばボルシチかヴィネグレートが定番ですが、こちらはソースとして纏わせることで風味が際立つ一品。
〈魚料理〉イサキのポワレ
魚料理はイサキのポワレです。カリッとして、ほわっとして。
込み上げてくる幸せ。
(絶品でした!)
ソースはブロッコリーのソース。ソースの上の丸い野菜はズッキーニ。
イサキの上のゴボウは、独特な噛みごたえと風味で、魚やソースをより楽しませてくれます。
白身魚をこんなにも味わい深くいただいたのは本当に初めてです。
〈デザート〉マダムのデザート
ランチタイム本日のデザートは、ご覧のとおり!(詳しくは失念)写真左手のミント入りアイスクリームは、絶妙なミント感に、その下のシャリシャリが舌を心地よく刺激してくれる逸品。右手フルーツとともに食べると尚良し。
ミチノ・ル・トゥールビヨンのデザートは、ミチノシェフの奥様(マダム・ミチノ)の作品です。
↓こちらは5月に開かれた『マダムカフェ』のグランデセール
感想口コミ
初めての本格フレンチなので緊張しましたが、ランチタイムは幾分気軽に入ることができました。予約ナシでも入れます。ですが席数は多くないので、ランチであっても予約した方が安心。
紹介したお料理の他に注文したドリンク「葡萄ジュース」は、なんといっても香りが素晴らしい!
あまりの美味しさに減るのがもったいなくて、チビチビ飲んでしまいました。銘柄を訊きそこねたことが心底口惜しいところ。
お料理が美味しいことは言葉に書き尽くせませんが、気になるランチの価格は明確です。
メイン1品 3,200円
メイン2品 4,000円
ブドウジュース 800円×2
消費税 8%
サービス料 10%
合計 10,450円
ランチは一人5,000円〜。ディナーは一人15,000〜30,000円位の予算でしょうか。
今回は私の40歳の誕生日ということで贅沢なランチをいただきましたが、次回は夫の誕生日にディナーをいただけることを願っています。
ミチノ・ル・トゥールビヨンのディナーを食べログで予約すると、グラスワイン1杯のサービスを受けることができます。
ミチノ・ル・トゥールビヨン詳細
ミチノ・ル・トゥールビヨンの店舗詳細は下記のとおりです。店名:
ミチノ・ル・トゥールビヨン/ Michino Le Tourbillon
所在地:
〒533-0033 大阪府大阪市福島区福島6-9-11神林堂ビル1F
電話:
06-6451-6566
営業時間:
LUNCH 12:00 ~ 15:00(L.O. 13:30)
DINNER 18:00 ~ 23:00(L.O. 21:00)
定休日:
月曜日(祝日の場合は翌火曜日) ※臨時休業あり
ホームページ:
http://www.michino.com
SNS:
道野 正(みちの ただし)
1954年兵庫県尼崎市生まれ。同志社大学神学部卒業後、調理師の道へ。フランス三ツ星レストラン『ラ・コートドール』ほかで修業し、帰国後『シェ・ワダ』に勤務。1990年、大阪・豊中にて『ミチノ・ル・トゥールビヨン』開業。2009年、福島区に移転。
著書:
『料理人という生き方』道野 正
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