ベランダ手摺を塗り替える


ベランダの手すりに水性塗料・ローズガーデンカラーズ・オリーブを塗りました。

もう何年も前に父が塗ったペンキ。剥げている箇所が多々あります。そこからサビもたくさん出てきているので、私が自分で塗り替えることにします。

ぐらつきを補修

30年以上にわたり、もたれかかっていたり、布団を干したり。昔から頻繁に使う支柱部分がぐらついているので、まずはぐらつきの補修から始めます。


ぐらぐらしているのはこの部分


数ミリの隙間ができています


スクレーバーで支柱部の剥がれかけペンキを剥がし
マイナスドライバーを使って土台部を少し削ります


セメント50グラムを紙コップに入れ水で溶かし


バターナイフで埋めてゆきます


ぬりぬり‥

ぬりぬり‥

あれ?


どうやら土台の中が空洞になっているようです。埋めても埋めても埋まりません。
セメントを硬めに溶かして、できるかぎり埋め込んでみよう。


でも、きりがないので適当なところで切り上げ。


こんな感じで完成。24時間乾燥させて、ばっちり固定できました。

今回使用したセメント剤は


家庭化学 ウメール ホワイト 1kg

水に溶かすだけで使えて、とっても簡単に埋めーることができます。
水溶性なので、余計な部分に付着しても、完全に乾く前なら拭き取りが容易。

外壁のヒビ埋め用に購入した物ですが、用途多彩で、ひとつあれば便利です。

容器に紙コップを使用する際は、2個重ねがオススメ。
乾きやすいので頻繁に混ぜているうちに底が破れることがありましたので。

混ぜ棒は、使い捨てできる割り箸か、プリンなどについてくるプラスプーンで大丈夫。
プラスプーンの方が使い勝手が良かったです。

セメントはある程度水分を吸収します。今回のように金属柵を埋めるために使用したのは腐食の原因になるかも。上から防水塗料をコーティングした方が安心ですね。

下地を整える

下地といっても素人作業なので、いろんなコトを端折りつつ。

最初に、スクレーバーで剥げて浮いた古いペンキを剥がします。浮いている部分に雨水等が入りサビが生じているようなので、ここは念入りに。浮きペンキを逃さないようスクレーバーでガシガシしながらチェック。

この時、剥がした細かな古ペンキが飛び散るので、タオルで刃先を受けながら作業します。手ぬぐいのような織り素材よりも、タオル地のパイル素材の方が、ペンキの欠片を絡め取ってくれる。

次に、サビ落とし。サビ落しには、様々な溶剤がありますが、今回使用したのは


サビ落しの達人クリーナー 520ml

サビ箇所に吹きかけ、粗めのスポンジでゴシゴシします。私は台所用スポンジの硬い面を使いましたが、もっと粗いナイロンタワシかスポンジヤスリか、金属グルグルタワシ等を使った方が酷いサビには良さそうです。

以前紹介したさびとりつや之助を使っても良かったのですが、今回は我家の新人を採用しました。二輪のように細かく入り組んだ場所ではなく、手すりは平面なので、スプレータイプのサビ落しの達人クリーナーはとても使いやすい。

これは主人の持ち物なので、たくさん使ったら悪いなーって案じていましたが、実際に使用した量は、減ったのが判らないぐらいちょびっとで済みました。

最後は、固く絞ったタオルで拭き拭き。本来はヤスリがけをするところですが、今回は時短のためスルー。こういうところが大事だって話には聞くんですけど、今はヤスリがけの気分じゃない。愉しみながら好き勝手できるしあわせ。

ペンキを塗る

さあ! いよいよペンキ塗りにとりかかります。


今回、選びに選んだペンキ剤はこちらです。


柄の長いプラスプーンで混ぜ混ぜ。そのまま使えるほどサラッとしています。缶に表示されているよりも明るい色をしているので、派手になったらどうしようと少し不安。

私の計画は、3度塗り。1・2度目は、ペンキを別の缶に移し入れ、少量の水で薄めて塗ります。使用するハケは「幅5センチ程度」で「柄が斜め」のもの。


乾くと濃くなり、落ち着いた色合いに。

1度塗るのに1時間半かかりました。「夏場は1時間」「冬場は2時間で乾く」と表記されていますが、薄めているので乾くのが早いように感じます。


2度塗り目終了。ペンキ跡がくっきり出ていますが気にしないっと。写真右下あたりが未だ薄いですね。


ビフォアー

アフター



塗装前

塗装後



3度目の本塗りは翌日に持ち越し。本塗りは1・2度塗りの時よりも、少し濃いめの濃度にします。濃いめというか、そのままの濃度で使います。もちろん適当仕上げですが。こんなに愉しいことを、お金を出して他人にしてもらうなんて、もったいない。

ただし、どちらにしても「塗料の色選び」は重要です。

ホームセンターで安価に流通している多用途モノや優秀性能の塗料は、色味が公共色と云うか、微妙なニュアンスがイメージとずれちゃうんですよね。

今回奮発して購入した「ザ・ローズガーデンカラーズ」のシリーズは、「女性がお化粧するようにお庭もメイクアップ」をコンセプトにしているので、どの色もナチュラルガーデンに優しくコーディネートできるよう規格されているようです。

The Rose Garden Color's のHPには、34色のエナメルタイプと6色のステインタイプの色見本が掲載されています。

私が選んだオリーブはエナメルタイプで、特徴として「落ち着いたシルク調の微光沢」とされている通り、素人ペンキのテラテラ感が無く経年した外壁や屋根とも馴染み、且つ、うっとりするような色味で仕上がっています。

このシリーズは、日本ペイントさんにずっと作り続けてもらいたいな。




一階の雨戸も、父がサビ止めを塗ったまま経年して剥げ剥げなので、同じオリーブにするか、濃いめのローリエにするか・・。迷うこともまた愉し。
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