日頃の拭き掃除とは別に、表面の型押し模様の溝の汚れを落とす方法です。
特別な専用洗剤は不要で、家にあるものを使って、溝の汚れを落とします。
用意するものは
- 食器洗い洗剤
- 水道水
- 不要な容器(洗剤水を入れる物)
- 使い古しの歯ブラシ
- 不要な布
以上の5点です。
それでは、お手入れ掃除を始めましょう。
洗剤水を作る
【不要な容器】に【水道水】と【食器洗い洗剤】を入れて、【歯ブラシ】でかき混ぜます。これで、洗剤水の出来上がり。洗剤の濃度は適当です。上の容器は「瓶詰め鮭の空き瓶」で、洗剤は3滴ほど入れました。不要な容器が無ければ、紙コップなどを使用してください。
水道水は、ぬるま湯の方が汚れを落としやすいですが、すぐに冷めてしまうので、ぬるま湯じゃなくてもOKです。
拭き取り布を準備する
【不要な布】を使いやすい大きさにカットします。これが拭き取り布となります。
雑巾でも良いですが、私は雑巾を洗うのが苦手なので、使い捨てできる布にしました。
カットした切れ端は、ポロポロが出やすいので、切れ端を内側に包むようにたたんで使うと良いです。
お手入れ手順
洗剤水のついた歯ブラシで、優しく合皮の表面をこすっていきます。ポイントは「子供の歯を磨いてあげる気持ちで優しくこする」こと。力を入れすぎると、表面劣化の原因になるので注意。
歯ブラシでの溝掃除が終わった箇所を、布で拭いていきます。
手順はこれだけです。
時間はかかりますが、これを繰り返していきます。
洗剤や水分が残っていることも合皮劣化の原因になりますので、さらに「水拭き」「乾拭き」をプラスすると完璧です。
それは面倒だ!という人は、ごく薄めの洗剤水と、吸水の良い布を使用してください。
私の進め方は、洗剤液を1回つけて、20センチ四方ぐらい。一気に全部しないで、時間がある時に「今日は右の背もたれだけ」とか、少しずつ進めています。
洗濯用洗剤でも可能ですが、洗濯用洗剤は濃度が濃いので、2度拭き推奨です。
小さな子供やペットの居る家では、食器用洗剤の方が安心だと私は思います。
おわりに
このお手入れ方法で綺麗になるのは、主に「型押し合皮の溝だけ」です。日焼け・変色・シミなどの汚れは綺麗にできませんが、それらの汚れは視覚的なものであって、衛生面にはさほど影響ありません。
日常の拭き掃除だけでは落とせない溝の汚れは、放っておくと匂いを吸着して、お部屋の悪臭にも繋がります。
とくに夏場は、合皮とあれども殺菌の繁殖地帯となりますので、肘掛けなどの手垢が目立つところだけでも、ぜひお試し下さいませ。
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CLEAN UP