洗ったのは古い高級羽毛布団ダブルサイズ。25年前に祖父が百貨店で購入し、今は私たち夫婦の冬用布団。
今まで一回も洗ってない…
「浴槽で洗い」「洗濯機で脱水」して「コインランドリーで乾燥」させる。のんびり作業で半日(5時間ほど)かけてフワフワ完成。
羽毛布団を自分で洗うメリットは
- 汚れ具合が見えること
- クリーニングに出すより安いこと
それではレッツウォッシュです。
確認
はじめに品質表示を確認します。近ごろの羽毛布団は洗濯できる物が多いのですが、こちらはドライマークがついているので本当は水洗いNG。
だから洗濯して何が起ころうとも自己責任。
品質表示の裏には注意事項が!
あえて文字起こしはしないけれど、古き良き昭和の素敵な文面。
洗剤
洗剤はモンベルのダウン専用洗剤を使います。写真のダウンクリーナーは5年位前の旧品で、現行品はパッケージが異なります。
モンベル公式サイト
→ O.D.メンテナンス ダウンクリーナー(200ml /¥700 +税)
ダウンを使用したウェアやギアの汚れをしっかりと落とすことができる洗濯洗剤です。ダウンにしみこんだ皮脂や汗をしっかりと落とし、ロフト(かさ高さ)を回復させることで、ダウン本来の保温力を回復させます。またダウンのタンパク質を壊さず、ダウンを傷めない中性洗剤です。
モンベルのクリーナーひとつあれば、ダウンジャンパーなども洗えて便利。
だけどもちろん、エマールやアクロンなどの「おしゃれ着用洗剤」でもOK。
洗う
とてもボリュームがあるため(洗濯機ではなく)お風呂場の浴槽で洗います。- ぬるま湯を 15㎝ほど入れる
- 洗剤を入れて混ぜる
- 羽毛布団を投入
- 足でふみふみする
ゆっくりと足で押さえつけるように踏みながら、じわじわ洗剤水を含ませて洗います。
*私は最初30㎝ほど湯を張ったのですが、湯が多すぎ布団が逃げて洗いにくかったです
「コインランドリーで乾燥させるなら洗濯もコインランドリーに任せれば…」って思われるかも。
だけど自動洗濯機だと中まで水が浸透しない場合があります。理由は「生地の機密性が高い」から。
つまり、洗濯機だと「きちんと中のダウンを洗えない」のです。
濁った水が出なくなるまで濯ぎます。
私は濯ぎ 5回でギブアップ。水を吸った羽毛布団は重すぎてたいへんな作業です。
持ち運べる重さになるまで絞って水を切って、家の洗濯機へ運びます。
脱水
大まかな水気を切るため、洗濯機の脱水にかけます。大きくて重い物なので、脱水中に布団が偏らないように、まんべんなく広げてから脱水スタート。
遠心力で洗濯機が暴れないか、最初の1〜2分は洗濯機の動きを監視します。
脱水が終わると、45リットルのゴミ袋にすっぽり収まる小ささに。
この状態でコインランドリーへ向かいます。
乾燥
コインランドリーの乾燥機を使って完全に乾かします。(自然乾燥だと完全に乾くまで3日以上かかる)
モンベル洗剤に「低温で乾かした方が良い」と書かれていたので、低温で 40分まわしたところ、中は湿っていました。
その後、標準乾燥を 50分追加して、乾燥完了です。
感想は…
あったかくて
フワフワで
幸せしかない
フワフワで
幸せしかない
ダブルの冬用羽毛布団なので1回目は大型乾燥機を使用。かなり余裕があったので2回目は標準サイズの乾燥機を使用しました。
コスト
水道代や電気代は抜きにして、単純に「洗剤」と「乾燥機代」のコストは…モンベル洗剤 ¥770
乾燥機 ¥1,100 (大型8分×5+標準10分×6)
合計 ¥1,870
洗剤は全量使うわけではないので、実際には2,000円以下で羽毛布団の洗濯が可能。
エマール使用なら ¥1,300程度で済みます。シングルサイズなら ¥1,000程度でいけるかも。
結論:安上がりだけど半日重労働
ちなみに、おせっかいなで高品質なふとん宅配クリーニング【リナビス】だと ¥8,800〜。
複数枚同時で半額以下にもなるから家族分一気に洗いたい人向き。
もちろん送料無料でクリーニング店へ持っていく手間も不要。
12ヶ月間無料で布団を預かってくれる
という夢のようなサービスもあるので検討の価値あり。
おわりに
ダブルの高級羽毛布団を自分で洗濯するメリットは「安上がり」
これに尽きます。
ただし、そのぶん時間と労力がかかる覚悟が必要。
ズボラさんには宅配クリーニングがベターかも。