熱傷部の切除後は湿潤療法


後で気づいたことは、通っている皮膚科の治療が湿潤療法だということです。

湿潤療法

3月19日に壊死組織を除去する施術を受けた後、週に2回、皮膚科へ通院して、4月1日・4日・8日・11日と通院中です。その間の処置に使われていた「水色のガーゼ」と私が呼んでいたもの。「これ、なんですか」と看護師さんに訊ねたところ「サランラップよ」という答えが返ってきて、私が切除後に受けていた処置は、湿潤療法だということが判明したのです。

・キズパワーパッドを使って自分で張り替える
・週に2回も通ってラップを張り替えてもらうだけ

この二つのどこに違いがあるのかというと、皮膚科で使うラップには僅かな空気穴が開いているそうなんです。これに対し、キズパワーパッドは完全に密閉状態をつくるので、かぶれたり化膿したりする人が多いのだとか。皮膚科でいちばん肌に優しいテープでラップを張ってもらっていても痒くなる私ですから、あのとき買ったキズパワーパッドを貼らなくてよかったです。

炎症

萬年湯たんぽで低温火傷を受傷してから、もう数日後には、陶器の湯たんぽを購入して、私は足元を温め続けていました。それが原因で血行が良くなったからなのか、4月11日の受診時には、患部が赤くなって炎症を起こしていると先生に言われました。前日の夜、あまりの痒さに我慢できず、寝ぼけながら周囲をたくさん掻いてしまったせいかもしれません。

その日は、いつものラップに黄色い軟膏を塗ってから患部に当てて戴きました。これはきっと抗炎症剤か化膿止めだと思うのですが、素人の私には、そもそも患部が炎症しているのか化膿しているのか等を見極めるのは困難です。

快方へ

4月15日。熱傷部の皮膚がかなり再生されてきたとのことで、皮膚科での処置が、ラップから、ガーゼに変わったのです!今までずっと、水で濡らしてはいけないから、右ふくらはぎ全体をサランラップでぐるぐるに巻き、片足を上げながらお風呂に入っていたのですが、それが本当にストレスでした。だから、すごく嬉しい。

新しい処置は、ガーゼに黄色い軟膏を塗り、それを当て、テープで留める。というものですが、ふつうの絆創膏でも良いとのことです。この日処方されたのは、テラ・コートリル軟膏という塗り薬です。普通にお風呂に入るのに4ヵ月かかると思っていたので、本当に嬉しい。先生は治りが早い方だと言って下さりました。火傷の深度にもよると思いますが、一般的にこの段階になるまで、2ヵ月以上かかるそうです。

冷え取り健康法で熱傷を受傷し、冷え取り健康法で治癒が早まっているのかな。
なにはともあれ不幸中の幸い。


つづき低温やけどから1年後を見る

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