初めてのオーダーカーテンで、ちょっと失敗。採寸のポイントをまとめます。
応接間のカーテンを新調しました。
以前のカーテンは、20年ほど前にホームセンターで買った既製カーテン。生地もデザインも好く、家族みんなが気に入っていて、退化して織糸が擦り切れても、襞の縫い目が解けても、愛用していたのです。でも、さすがにそろそろ買い換えないとね。
ニトリや他の専門店を色々廻り、たどり着いたのは『じゅうたん王国』です。今まで既製カーテンしか購入したことがなく、今回も安く済ませようと店内で既製カーテンを探しましたが、母が気に入ったのは、セミオーダーカーテンのレースカーテンでした。母が早々に支払いをしている合間に、父と私は合わせてドレープカーテンも欲しくなり、オーダーカーテンの中から選んだカーテンの見積もりを出してもらってみると、既製カーテンの何倍も高いけれど、なんとか納得できる価格に収まりそう。
この段階での明細
レースカーテン(セミオーダー)
(100×176)×2枚=8500円
(70×103)×2枚=7480円
ドレープカーテン(オーダー)
(103×178)×2枚+タッセル2個=13800円
(70×105)×2枚+タッセル2個=13800円
*タッセルは同生地のもの。1個につき500円
*わかりやすくするため「1組」という表記を「2枚」に変えています
*すべて形状記憶をオプションに付けた価格です
応接間には窓が2つあります。カーテンを買いに行くために、母が採寸したメモにはこう書かれていました。
はき出し窓 192×178
腰高窓 126×90
ところが、オーダーして家に帰り、私が念のために窓のサイズを測ってみると、
はき出し窓 200×178
ボックス型レールの長さが200cm
床からレールまでの高さは178cm
腰高窓 135×90
壁に直接つけるタイプのレール(ダブル)の長さが135cm
窓枠下からレールまでの高さは90cm
高さは合っているけれど、横の長さはどうやら「窓枠」を測っていたようです。
採寸の誤りに気付いて、オーダー当日中に(母が)電話で訂正の連絡を入れて、出来上がった商品を受け取りに行った時の明細は
レースカーテン(セミオーダー)
(110×176)×2枚=13000円
(80×103)×2枚=7480円
ドレープカーテン(オーダー)
(110×178)×2枚+タッセル2個=13800円
(80×105)×2枚+タッセル2個=13800円
ドレープカーテンの横幅は、(何cmからか失念しましたが)カーテンレールの長さが220cm迄は同額という料金システムで(縦の長さも同じように寸法枠があります)両開きの場合も、他のデザインの場合も、窓枠ひとつ分のサイズで料金が決まります。
今回の場合、「200×178」の窓と「135×90」の窓の、料金が同じでした。生地量は全く違うのに同額。さすがオーダーカーテンですね。
レースカーテンの方はセミオーダーで「片開きのタイプを2枚ずつ」購入したので、小窓の方は横幅の片面が100cm迄は同額ということで、70cmから80cmへ変更しても金額に差はでませんでした。
大窓の方は横幅の片面が100cmを超えたので、150cm分の料金となり、4250円×2枚=8500円だったものが、6500円×2枚=13000円に変更されました。合計で、当初→43580円が、結果→48080円。セミオーダーカーテンをの横幅を10cmずつ増しただけで、4500円の倍額です。(*じゅうたん王国・泉大津店では、オーダーカーテンにクレジットカードは使えません)
さて、出来上がりサイズで納得いかない点は、2つあります。
・2つの窓でドレープカーテンのゆとりの量が違うこと。
家に帰って商品を確認してみると、横幅のゆとり(一枚当り)が、大窓と小窓で違っていました。大窓の方は10cmなのに、小窓の方は12.5cmゆとりがあります。同じ室内にある2つの窓のうち、サブである小窓の方は、どちらかというと大窓よりも、ゆとりは少なくてよいぐらいです。
母が電話口でサイズの訂正をしている時に「料金が変わらないなら横幅は広いほうが高級感が出る」と聞かされて、ハイハイと頷き返事をしてしまったそうです。
実際にレールに装着してみると、小窓レールの長さ・135cmよりも、2枚のカーテン合わせて25センチ多めとなり、もともと2倍襞でボリュームがあるのに更にボリュームがあるように、私は感じます。窓の大きさによる視覚的襞倍率の微妙な増減は、こちらが申し出ない限り計算に入っていないということがわかりました。
・カーテンレール隠し分の長さが入っていない。
小窓の方は、ドレープカーテンがレールよりも上に出るようにして、カーテンレールを見えなくするタイプをオーダーしました。出来上がりサイズの長さ、レース103cmとドレープ105cmの差は2cm。大窓のボックスレールの差と同じ数字です。
大窓の方はレース・ドレープ共にAフック。小窓の方はレースがAフック・ドレープがBフックになっていますから、両者の差が同じ数字というのは、おかしいですよね。
それだから、小窓のカーテンはレースがぎりぎり隠れる長さになってしまいました。せめてあと1cm短くして、大窓とのバランスをとって欲しかったです。
採寸するときのポイント・注意点のまとめ
1. 横幅は、カーテンレールの長さを測る。(窓の幅ではない)
2. 長さは、床からカーテンレールまでの長さを測る。(窓の高さではない)
3. 窓が複数ある場合、横幅のゆとりの長さを統一すること。
4. ドレープカーテンに「Bフック」をつけてレールを隠す場合、
レースカーテンの長さはドレープカーテンよりも短めにすること。
初めてのオーダーカーテン。私にとっては失敗だったけれど、この記事を綴るために知った常識的な用語とかもあって、良い勉強になりました。
オーダーカーテンをこれから始めて試みる人のお役に立てばと願います☆
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