頭が痛くならないまとめ髪


髪をギュッと結ぶと、頭が痛くなります。長さや位置は関係なくです。

はじめは頭皮の表面から痛みが来るので、毛並みを指でほぐし、様子をみていると、治る時もありますが、治らない時もあります。頭の中まで痛くなり、結んだ髪を解いても、その日一日は頭痛が治まらなくなるのです。

ムーミンのミーのようなお団子や、ポニーテールはできません。小学生の頃からそうだったので、中学に入って髪を短くして、専門学生の頃は一時ロングまで伸ばし、二十歳を過ぎてから3年前まではずっと短くしていました。

今は願掛けで髪を伸ばしているのですが、日常生活で髪を下ろしている状態が苦手なので、朝起きるとすぐに髪をまとめて胃ます。長さは一番長いところで胸の真ん中ぐらい。髪の量は多めなので全体はすいていて、結ぶ髪を軽くするために、前髪も厚めにとっています。




「頭が痛くならないまとめ髪」って検索すると必ず目にするのが夜会巻きなので、試しにこのタイプのコームを使用してみました。私がキツキツにまとめすぎているせいか、かなりカッチリまとまってくれるので、お出かけやパーティーのとき、このタイプの夜会巻きコームは便利です。

でも、長い時間使っていると、ギュッとまとまりすぎているのと、櫛の先端が頭皮に当たるのとで、やっぱり頭が痛くなります。コームの先が丸くて優しいものを選んでも同じでした。このタイプのコームは5種類ぐらい試しましたが、どれもうまくいかなかったし、ゆるふわにまとめると、すぐに崩れてコームが落ちてしまうのです。




もう少し調べてみると、夜会巻きコームの中でも「足が3本か4本」のものが良いという情報を見つけました。このタイプのコームは使ったことが無いので、機会があればチャレンジしてみたいです。形もシンプルでいいなと思う。2本足のは使ったことあるんだけど、難しくて留められませんでした。

あと、Uピンやアメリカピンを駆使してまとめる夜会巻きもありますが、頭にたくさんピンを留めるのは、好きではありません。



さて、夜会巻きがボツとなると、どうしよう。考えてみると、いつも百会(頭のてっぺん)の下あたりが痛くなるので、スタンダードな真ん中ひとつ結びではなく、横を狙ってみることにします。

まずは、シンプル横結び。太めのヘアゴムを使って、バシッと耳の後ろでひとつ結ぶだけ。日によって、右結び・左結びとかえることで、痛さの軽減調節が可能。後ろひとつ結びより、首の後ろが涼しいです。ただ、いつも髪の束が横にあるので、けっこう邪魔。

横むすびのゴムより下を三つ編みにしてみると、今度は束になって揺れるのが鬱陶しい。

三つ編みの束が下に落りているのがいけないと思って、三つ編み部分をお団子にしてみると、重い。

重さが一方に偏るのがいけないと思って、真ん中分けふたつ結びをお団子にすると、似合わない。

二つ結びの先をそれぞれ三つ編みにして、頭にぐるっと巻きつけてみるとピンで留めた場所がかゆくなってくる。

かんざし一本のまとめ髪も、最初に1・2にちは良かったんだけれど、慣れてくると痛くなってくる。



それで、最近思いつきました。百会の下の髪が引っ張られて痛くなるのだから、その辺りの髪をふわっと浮かせようと。鏡に向かって、前髪の頂点より後ろに、手のひらを横向きにそっと乗せて、だいたい手のひらが覆っている部分の髪を、ゆるい三つ編みにするか、細めのゴムでゆるく結ぶ。そのあと、普段どおりに後ろでひとつに結ぶ。それだけです。

上で結んだ髪は、少し引っぱって浮かせてあげると下できつく結んでいても、頭がかなりラクになります。上で結ぶ髪の幅を大きく取りすぎると、逆に痛くなることがあるので注意。

この髪型だと、日除けの帽子が問題なく被れるので、お買い物毎に髪を結びなおす手間がかからなくてラクチンです。今まで時々、後ろをふくらませてひとつ結びにしている綺麗なお姉さんを見かけましたが、もしかすると、頭が痛くならないためのコツなのかも。



「そんなにつらいなら髪切ったら?」と言う意見もありますが、それで問題が解決できたとしても、それじゃ面白くない。探求することに意味があるのですから。



*追記*
2016年3月、髪を切って悩みが解決しました。


自分の髪は自分で切る >>
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