桜島の椿油に辿り着く


お気に入りのツバキオイル。今はキャリアオイルとしても使っています。


学生時代に「椿油」という存在に魅了され、ドラッグストアに並んでいる昔ながらの椿油を前下がりのおかっぱの髪へつけ、黄楊の櫛で梳くことが私のステイタスでした。

しかし頭髪専用のそのレトロな椿油は、当時かなり粘度があり、酸化しやすかったのです。ですが当時は頑なに「昔ながら=良いもの」と信じ、酸化した油が臭おうと、美容師さんに「つばきおいる?なんですかそれは」と笑われようと、一生懸命に使い青春時代を過ごしたものです。

20代の頃は女性らしくなろうと、一般的なヘアケア剤を渡り歩いたりして。30代になりアロマや無添加に凝りだした頃、先ずホホバオイルに惹かれました。

それからというもの、顔・身体・髪に使えるオールインワンオイルを探し、ローズヒップオイル、オリーブオイル、亜麻仁油などを巡って、またホホバオイルに辿り着いたのですが、ホホバオイルは結晶化しやすいため、肌につける場合は体温があるので問題ないのですが、「髪につけると髪が硬くなる」ということに気付いたのです。



そんなとき、椿油が肌にも使えることを知り、やっぱり椿油がいちばんなんだと確信して、原料が日本産であることを条件に椿油を探しました。

いくつか候補をピックアップして、最初に興味を持ったのは、バラの香りの『亀山堂・初椿』です。試用サンプルを取り寄せて使ってみたところ、カサカサの唇がサラサラに、お顔もスベスベに。しかもたった一滴で。その驚くような効果と強いローズの香りが明らかに「化学系」と独自に判断して、候補から除外しました。



次に、鹿児島県桜島産ヤブ椿100%であることに惹かれ「桜島ミュージアム・桜島つばき油」を購入したのです。これ、本当にストライク。

粘度は、夏場のホホバオイルと同じぐらいで扱いやすく、肌なじみもよく、べたつきなく、サラサラし過ぎず、いい感じ。シャンプー&トリートメントだけではボワッと広がるパサパサの私の髪を、静かにボリュームダウンして整えてくれます。

とここまでは、化粧用椿油なら、どのメーカーでも効能は変わらずだと思うのです。

私のいちばんのお気に入りポイントは、ナッツのような、ほんのりと香ばしい匂い。

この香りにはまってしまって、桜島つばき油は、リピート使用中です。



いつ頃からか、ラベルが一新して、お化粧用らしくなりました。

山に自生している椿って、お庭の椿よりとってもワイルド。桜島のヤブ椿はどんな育ちをしているんだろうと想像します。桜島ミュージアムがどんな法人で、どこまで誠実にお仕事をされているのか、この目で見て確かめないことには何とも言えませんが、「桜島でおばちゃんたちが懸命に働いている姿」「いまどきのデザインを取り入れてアプローチする柔軟性」とかを勝手にイメージして、なんだか愛しい存在です。



そんな桜島ミュージアム・つばき事業部から、お年賀が届きました。


PURE PREMIUM ピュアプレミアム
桜島つばき油 美容液 30ml 3000円(税別)

椿油の美容液ってどんなのかしら?!ラベルのイラスト、椿油好きにはたまらないですよね。HPには未だ掲載されていないので、詳細や発売日が今から楽しみです。





参考URL
→ 古来からやっぱり髪は櫛でとくのが最強だった
→ pharmacy GLOBA オイル類の管理について
→ NPO法人 桜島ミュージアム「さくらじまの椿油」









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