フランシーズ「フロマージュ&霧のショコラ」
元旦は母方の親戚が祖母の家に集まります。お年賀のお菓子、さて何にする? 大晦日になって迷いました。いとこの中でも私は歳が下から二番目だから、あまり上等な御菓子は避けて、堺銘菓を持参したい。
お気に入りの「かん袋のくるみ餅」も「本家小嶋の芥子餅」も、たしか賞味期限は当日で、そもそもきっと、みんな和菓子で来るだろうから、洋菓子にしましょう。
自分が食べたい堺の洋菓子を持って行こう! ということで、今年選んだお年賀のお菓子は、堺市は深井に在る、花とお菓子の工房フランシーズの「フロマージュ」と「霧のショコラ」です。
どちらも10個入りで1300円(税別)。合わせて20個、2808円也。予算が2~3000円程度だったので、ばっちり。日持ちは4日。要冷蔵です。
既に食べつくしてありませんので、上の画像はフランシーズさんのオンラインショップよりお借りしています。この写真では大きく見えてしまいますが、実物は手のひらにちょこんと納まるほどのサイズ。「おせちや和菓子を食べて満腹だけれどちょっと違った甘いものが食べたい」という絶妙なタイミングで、フロマージュと霧のショコラを冷蔵庫から取り出して開封すると、みんなあっというまに食べちゃいました。
フロマージュは、想像していたよりも味はさっぱりめ。食感はベイクドチーズケーキよりも柔らかくて、レアチーズケーキよりもふわっとしていて、ムースよりも存在感があって濃厚です。おいしい。
霧のショコラは、想像していたよりも濃厚な味で、冷やしたチョコクリームのような、柔らかい生チョコのような、とにかくチョコ好きにはストライクなおいしさ。
もうちょっと食べたい!と思わせて無くなってしまうところも、ちょうどいい。
オンラインショップでは、箱詰めセットのみの取り扱いですが、店頭では1個(110円税別)から購入できます。
フランシーズは、私が高校生の頃に出来た洋菓子屋さんです。当初は「新しいケーキ屋さん」という印象しかなかったのですが、今ではすっかり大人気のお店となって、堺を代表する洋菓子屋としても名が挙がるほど。ケーキの味も美味しくなています。
フランシーズの近隣には、こちらも大人気の自然食レストラン「ナチュラルガーデン」や、私のお気に入りのパン屋さん「パン・ド・エッセ」、その他にチャペルの結婚式場もあります。これらを展開しているセルビスグループという会社は、他にもお葬儀、介護、先祖供養から縁結びまで。圧倒される展開力です。
私がフランシーズへ買いに行ったのは12月の31日。店内は満員になるほど多数のお客さんで賑わっていて、店員さんによっては、あきらかに疲労の顔で対応していた人もいました。3が日も営業していることを知り、主人が「ブラックだ」なんて冗談言ってましたよ。今では安易に使われるブラックですが、そうじゃない企業のほうが少ないような気がします。弱肉強食は動物の本来の姿かもしれない。でも人間にはそこから大きく進化した脳がある。
「みんなたいへん」が普通である世の中が、変わってゆきますように。
ばらまいてよ Good News ☆