日陰の庭って難しい。日陰の小庭づくりの記録。まとまりのないダラダラ日記。
日陰と言っても様々だけど、私の日陰は
- 正午前後の1〜2時間の日当たり
- あとは完全な日陰
なんです。残念ながら、日光好きの植物は育たないってコト。
こんな日陰の庭を楽しくガーデニングしながら、日陰でもオススメできる植物を試行錯誤で探していきたいと思います。
この小庭は『祖母部屋の大片付け祭』で紹介した祖母の部屋の傍にあります。
向かって正面の塀が北。右が東です。
上のビフォアー写真では、左に祖母の持ち物がドンと並んでいますが、すでに幾つかの木は抜いている状態です。
日陰ゆえに蚊が多い場所なので、最初はハーブガーデンにして虫を減らすことを目標にしました。
北東の角に、もともと植わっていた金木犀だけを残して植え替え。ミックスレンガで段々をつくってみました。
北の塀沿いは、伐採した木の枝などを利用して花壇に。
ビフォアーよりも、土を10センチほど掘り下げています。粘土質や小石などの余分な土は、ホームセンターで購入した土のう袋に入れておきました。処分するにしても、再利用するにしても、土のう袋は持ち運びや管理するのに便利です。(30枚ぐらい使いました)
小庭から南を見上げると、こんな景色。右は我が家で上がベランダ。左の建物はお隣さん。このわずかな間に照らされる陽の光は、まるで救いの神のよう。
コンクリのたたき沿いには、アップルミントを株分けして植えていました。ところが、青虫とダンゴムシに食われて、この後全滅。
ここに植えたのは、
上段に、ローマンカモミール。
中段に、ワイルドストロベリー、ペパーミント、大葉、ミツバ、チャービル、黒枝豆。
下段に、ゼラニウム、万願寺唐辛子、レモングラス。
日当たりとか日陰とか湿った土云々関係なしに、出会ってときめいた苗を思うままに植えてみました。
ところがところが!
日当たりが悪いぶん、生育が遅いし、虫のパラダイス。
そびえ立つ金木犀を目印に、蝶や蛾が集まってきて、幼虫の食害がひどい。なので無情だけれど、金木犀は伐採。
カモミール、ペパーミント、チャービル、大葉にミツバ、それからゼラニウムまでもが虫に食われます。
去年ほったらかしだった庭に集まった虫たちが産んだであろう卵の数々が、生まれてみると食材宝庫になってるんだから、当たり前か。
しかも雑草は私が引き抜いているから、食べ物はハーブだけ。だもの(泣)
毛虫や青虫は、とにもかくにもピンセットでつまんで捨てています。捨てる時は、ビニールに入れて口を縛るか、虫の頭を潰します。
足の速いクマケムシは蛾の幼虫で、何かに接触するとクルンと丸まり死んだふりをします。植物用の殺虫スプレーをかけても、毛で覆われているから死なないの。ピンセットで体をちょん切っても生きています。
殺した虫を放置していると、蟻が集まってくるので、必ず始末すること。
また、土の再生者と呼ばれるダンゴムシ様も、雑草や落葉のない場所では、生きてる葉を食べます。丈の低い苗が狙われやすいので要注意。
さて、冒頭の写真は4月17日に撮影したものですが、現在はこんな感じ。
カモミール・ゼラニウムは移植。
大葉・チャービルは全滅。
ミツバ・枝豆・唐辛子はなんとか生きてる。
元気な(虫に食われていない)のは、レモングラスとワイルドストロベリー。
段々レンガを取り除いた理由は、細かく区分けしすぎると奥の手入れが難儀なので。
古い木鉢の板を花壇の衝立に利用していますが、小さな白い虫の巣になってしまい撤去。
コンクリたたき沿いにミントを繁らしたいのは諦めていなくって、レンガひとつぶん土を上げて、表面には水苔を敷いて、リベンジ中です。
日陰に強いと評判のプミラとハートカズラ。壁に這わせる計画をしています。
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