KINTO(キントー)の木製「ノンスリップ レクタントレイ」が、本当にすべらない。
あまりにも気に入っているので、この素晴らしさをどうやって口コミしようかしらと、この1か月のあいだ考え続けていました。
うまく伝えられるかわかりませんが、紹介してみたいと思います。
購入した「Lサイズ」は、シリーズの中で一番大きなサイズ。44×33×1.8cm
木製でこの大きさなのに、木の継ぎ目がない。「なんて美しいんだろう」と、見るたびにつぶやきたくなる。
木目の美しさと同じぐらい驚いたことは、表面にノンスリップ感がまったくないこと。
「ほんまにコレですべらんのやろか」と不安になるぐらい、一見ふつうの木製トレイです。じっくり触ってみると、木肌の感触を残しつつ、薄く加工してある感じがします。
汚れても、絞った布巾で拭けば綺麗になる。木製・ウレタン加工ということで、カレーとかトマトソースとか、色の濃い汚れは早めに拭き取った方が良さそうです。
裏面には加工がありません。テーブルに置くと、スーッと移動させることができます。必要な表面だけ加工してコストダウンしているのではなく、裏面に程よい滑りが必要だからこうなってる。と思わされるのです。
写真で見るとレクタントレイの方が大きく見える。でも実物は、厚みのある古盆の方が大きく見えます。「こんなにもペラペラな形で、大きな古盆の代わりが務まるのかね」と最初は疑っていました。
重さを数字で見ると、それほど大差ないように思います。ですが実際は、かなり軽い。この大きさの木製トレイでは最小限の重量ではないでしょうか。
台所から居間と、居間から階段の敷居には、重いガラスの引き戸が付いていて、冬場はそれらが閉じられているのです。食事の乗った重い盆を持ちながら重い引き戸を開けるのに一苦労。
滑る古盆の上では、食器同士がカタカタ音を立ててぶつかり合う。私の運び方が下手なせいもあって、お茶やお味噌汁が溢れることもしばしば。
上の写真では、食器が全部きちんと盆に並べられているように見えますが・・
実はこんなふうに、傾いています。縁の高さが3センチぐらいあって、器の膨らみに当たるのです。
細長い形状も合間って、二人分の食事が並べにくいことこの上なく、時には左手に大きな古盆、右手に小盆の両手使いで運ぶこともありました。
写真のように横にして持っても、歩きやすい幅です。縦長にしても、バランス良く持つことができます。
古盆の場合、これっくらいの角度でサッと滑っていきます。
かくし芸でも出来そうだな。と、どうでもいいことを考えてしまうほど、滑りにくい。
もちろん、この椀は空の状態なので、実際にお味噌汁が入っていてこんな角度に傾けると、間違いなく溢れますので。
ノンスリップに変えてから、運ぶ時にお茶やお味噌汁をこぼさないようになりました。
私が購入した場所は、こちらです。
→ クックパッドストアアマゾンの方が少し安いのですが(キントー ノンスリップ レクタン トレイ L ウィロー)、レビューを読んでみると、木目にハズレがあるようなんです。私は木目をすっごく気にするタイプなので、万一ハズレに当たったら、悲しくて泣いてしまいます。
そんなことのないように、松浦弥太郎さんが活躍中のクックパッドで購入。というか、友人への贈り物に、「いいエプロン001」を選んだときに、他になんかイイモノないかなとショップ内を探していたら、KINTOのトレイに出会ったのでした。
クックパッドストアで「滑らないトレイ L」を購入すると、2700円+送料(大阪は599円)。1万円以上のお買い物で送料無料。
支払いは「クレジットカードのみ」というのがネック。それに2種類のみしか取り扱いがありません。
全部で14種類。はっきり言って「ぜんぶ欲しい」
価格は同じく税込み2700円。
レクタントレイに出会う少し前に、シンプルで和洋どちらにも合いそうな丸盆を買いました。直径27センチ。マグカップ2つ運ぶ用に。でもSSサイズに買い換えたい。
ニトリで同じ形状のトレイを見つけました。価格は1000円以内。見た目が同じなのでニトリを選んでしまいそう。ですが、トレイは長く使う物で、本来そうそう買い換える物ではありません。ニトリのトレイは滑ります。
無印良品にも、同じようなトレイがあります。「木製トレータモ」もノンスリップではありません。角型も同じく。KINTOの存在を知る前は、無印の店頭へ4回ぐらい足を運んでは迷ったものです。
・シンプル
・木目が綺麗
・滑らない
という点で、KINTOに勝るもの在るでしょうか。
ひとつだけ難点を挙げるとしたら
「あまりにも優秀すぎて、他のトレイを使いたくなくなる」
例えば子ども小さいうちから、このノンスリップ感に慣れてしまうと、いざ給食の時間や余所様のお宅でお手伝いをする際に「家事に不慣れな子」と思われる可能性があります。それぐらい使いやすい。・・つい、難点転じて褒めてしまう。
子どもの初めてのお手伝いの練習に使うと良いかもしれない。せっかくお手伝いをしてるのにお茶をこぼしてビチャビチャにしてしまったら、次にまたお手伝いをしたいって気持ちが無くなってしまうものね。
厚みが薄くてスッと仕舞えるところも好き。
世のトレイが全部コレだったらいいのにな。