そんな乾燥肌の悩みをつぶやく友人が増えてきました。
そこで今日は【肌を乾燥させる洗い方】をしている人の3つ特徴から、それぞれの改善方法をお伝えしていたいと思います。
幼少期から 35歳を過ぎるまで「スネのヒビ割れ乾燥」に悩んでいた私は、3つすべてに当てはまる洗い方をしていました。
ですが洗い方を変えて、今では自然と治っています。
男女問わず、顔も体も同様に、今日から実践できますよ。
【時間】をかけて洗う人
時間をかけて丁寧に洗っていませんか? 肌に泡をのせてから流すまでの時間が長すぎると、肌の乾燥につながります。私たちが汚れた手を洗うとき、時間をかけて手を洗うのはなぜでしょうか?それは、よく手を洗った方が、汚れがよく落ちるからですよね。
手を洗うときと同じで、肌の上に泡が乗っている時間が長ければ長いほど、お肌の皮脂は過剰に洗浄されてしまいます。
つまり、時間をかけずに洗うことが、肌を乾燥させないポイントです。
目安は 20秒以内
顔や体の肌に泡をのせている時間は【20秒以内】を目安にすること。とはいえ、今まで「2分」かけて洗っていた人が、いきなり「20秒」にすると、お肌も気持ちもサッパリしませんよね。
そういう場合は「今までかけていた時間の半分」にしてみてください。それから徐々に時間を減らして、最終的に 20秒以内になればOKです。
泡マッサージはNG
やってしまいがちなのは「泡で洗いながらマッサージ」をすること。これは、肌に泡が乗っている時間が長くなるので NGです。実は私も、某YouTuberさんの動画を参考に、泡マッサージをしたことがあります。すると 4日目で、肌が乾燥して粉を吹き、痒くなってしまいました。
2秒だと短すぎ?
時間をかけない方が乾燥しないなら、逆に「2秒」とかの方が良いのでは? と思うかもしれませんが、短すぎるのも NGです。泡をのせている時間が短かすぎると、汚れを洗浄する前に泡を流すことになり、肌の洗浄不足になってしまします。
だから、肌に泡をのせている時間は、長すぎず短すぎない「20秒以内」が目安なんです。
20秒洗顔について詳しく書かれているオススメの記事↓
『かずのすけ推奨「20秒洗顔」の方法(動画解説付き)』かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき
【お湯の温度】が高すぎる人
洗うときのお湯の温度が高すぎていませんか?熱めのお湯で洗うと、サッパリして気持ち良いのですよね。でも残念ながら、お湯の温度が高すぎることも、肌を乾燥させる原因になります。
いつも熱めのお湯で洗っている人は、お湯の温度を下げて洗うように心がけると、今までより肌が乾燥しにくくなります。
設定温度は 40℃以下
お湯の設定温度は【40℃以下】にすると良いです。でも、40℃という温度設定は、あくまでも目安だと思ってください。
- 浴室の環境
- 体温や体調
- 設定温度と実際の水温との差
などによって、感じるお湯の熱さは違います。「気持ちいいなぁ〜」と感じるぐらいの温度がベストです。
42℃だとカサカサに
少し熱めの 42℃だと、お肌がカサカサになってしまいます。シャワーだけでなく、お風呂の温度も同様です。「食器の油汚れは熱いお湯で洗うと落ちやすい」という場面をイメージすると、わかりやすいかもしれません。
高温のお湯で洗うと、本来必要な肌の皮脂を過剰に落とだけでなく、肌への刺激となってしてしまいます。
38℃じゃない理由
「一般的には 38℃以下」「敏感肌は 36℃以下」などと言われていますが、そうではなくて 40℃をオススメする理由はなぜでしょうか。それは、お湯の温度が低すぎると、落としたい汚れ・皮脂が落ちにくいから。落とすべき汚れや皮脂が残ってしまうと、肌荒れの原因になります。
「ぬるいなぁ〜」よりも、「あったかくて気持ちいいなぁ〜」と感じる温度が正解だと私は思います。
乾燥させない入浴方法はこちらを参考に↓
『乾燥肌の原因は…お風呂かも!? 「40℃・10分間・3分以内」が正解ルール』美的.com
【洗浄力】が強すぎる人
洗顔料やボディソープの洗浄力が強すぎることも、肌を乾燥させる原因になっています。このことは、アメリカで有名なメイヨークリニック(歴代大統領などのVIPが診療を受けたことでも有名)のホームページにも記載されています。
参照元↓(英文です)
・Dry skin / MAYO CLINIC
・Does drinking water cause hydrated skin? / MAYO CLINIC
乾燥肌の人に「強すぎる洗浄力は適さない」のは、日本人の肌に限らず、人種を超えて共通なんですね。
石鹸は優しい?
「石けんは優しい」と思っている人が多いのですが、石けんの洗浄力って、実は強力なんですよ。安くて使いやすい石鹸は、洗浄力も脱脂力も高く、毎日長期的に使い続けると乾燥肌をまねきます。
また、健康肌の人が使うのは問題ありませんが、乾燥して敏感になっている肌には、石けんのアルカリ性が刺激になるので要注意。
ただし例外もあって、たとえば「ミノンの石けん(スキンソープ)」は、アミノ酸系の肌負担が少ない石けんです。
定番のボディソープも…
大手メーカーの有名な定番ボディソープも洗浄力高めの商品が多いので、毎日使用することで乾燥肌を引き起こす原因となります。気になる人はご一読ください↓
『弱酸性のビ○レ~♪にまつわる恐怖「弱酸性」が毒になる?』かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき
定番のボディソープは洗浄力が高いこともさることながら、男性の場合は「ボディソープ原液を体の上で泡立てる」人も多いのではないでしょうか?
原液を泡立てずに使うと、肌への残留性が高まり、肌荒れへと繋がります。
『なぜボディソープ・石けんは泡立てるべきなのか? 効果解説』セラピストプラス
洗浄力を弱める方法
強すぎる洗浄力を弱めるには、最初に紹介した「泡をのせる時間を短くする」のが効果的です。つまり、今日からできる肌を乾燥させない洗い方は
- 泡をのせる時間を短くする
- お湯の温度を低くする
の「2ステップで OK」ということになります。
オススメの洗顔料&ボディソープ
でも本当は、適正な洗浄力の洗顔料・ボディソープを使った方が良いで、洗顔にも使えるオススメのボディソープを、一応紹介しておきますね。この2つは市販で買えて、お値段も手頃です。
注意点としては、洗浄力の違う洗顔料やボディソープに変えるときは、一気に変えないこと。
洗浄力を「強い」ものから「弱い」ものへと一気に下げると、洗浄格差で肌荒れすることがあります。
『「肌断食」「脱洗顔」は失敗する?~洗浄格差と変調期について~後編』かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき
洗浄力の違うアイテムに変えるときは、まずは週1〜2回使ってみるなど、少しずつ切り替えていくようにしましょう。
ちなみに、私が現在使っているのはココイルボディソープ・ベルガモットで、より肌負担を少なくしたい人にはセラヴェール・スキンウォッシュシリーズもオススメ。
まとめ
それでは本日のまとめです。乾燥肌にならないための洗い方は
- 泡は20秒以内に流す
- 40℃以下お湯で洗う
- 洗浄力を弱める
つまりポイントは【時間】【温度】【洗浄力】の3つなんですね。
洗い方を変えるだけで、保湿剤へのムダな出費が減り、乾燥肌に悩まされる時間もなくなり、ストレスが軽減されます。
もしよければ、今日からお試しくださいね。
本記事の参考文献↓
どんな敏感肌でも美肌になれる! オフスキンケア