ミシンで作る雑巾は、少しのコツで簡単に縫えます。手縫いの場合も同じです。
最近は断捨離で「タオルの全捨て」が流行っていますよね。まさかそのままゴミ箱行きにはしてないと思いますが…いかがでしょうか? 私の場合、使い古したタオルは半分に切って、普段はそのまま雑巾として使って処分します。
でも、家にキチンと形を成した雑巾があるのって、気持ちいいです。お世話になったタオルの「かたをつける。」まさにぴったりな言葉ですね。
用意するもの
・フェイスタオル・ミシン
・ハサミ
・糸
・待ち針
バスタオルなどの大判サイズは、切った端を中に折り込む箇所が多くなるので、ちょっと面倒になります。初めて雑巾を作る人は、フェイスタオルを使いましょう。
ミシンで縫うと短時間で作れます。音楽を聴きながら手縫いするのも良いですね。
手順1:タオルを切る
フェイスタオルは半分に切ります。長い辺を半分に折って、鋏を入れると簡単です。タオル1枚で、2つの雑巾が作れます。
1枚そのままの大きさで(四ツ折りにして)作ると厚みが出るので、ミシンによっては進まなかったり、針が折れる場合があります。
手順2:半分に折る
手順1で半分に切ったタオルを、半分に折ります。そのあと、切れ端の部分は1㎝ほど、内側へ折り込みます。
ここでポイント
タオルに付いてるミミと、折り返した部分は重ならないようにすること。重なると厚みが出るので縫いにくく、また雑巾として使うときも使い難いです。
折った後は、各箇所を待ち針で留めます。
慣れていない人は多めに待ち針を使いましょう。
手順3:縫う
縫い方は人それぞれ、いろんな縫い方がありますよね。雑巾縫いが苦手な私が考えた、超かんたんな縫い方は
- 四隅をぐるっと一周して
- 反対側の中心に向かって行き
- 反対側の角に向かって行く
これで出来上がり。完成図は、山ひとつ。
1枚から作った雑巾2枚が写真に写っています。以前は、ジグザグにしてみたり、どこか一辺が二度縫いになったりと、試行錯誤していました。
今は、この縫い方が一番かんたんで、糸の無駄もなく、とても気に入っています。
おわりに
今回使ったタオルは、5年前に結婚した時ニトリで買った物。いつの間にか洗濯干しに失敗して、洗濯しても臭いが取れなくなってしまいました。大切にしながら無理して使うよりも、カタのついた形で使われる時を待つ姿を思うと、嬉しくなります。小学生の頃、四つ折りの雑巾に当たると「ハズレ」だと思ってました。子供の手には、厚みがありすぎるからです。本当は1枚丸ごとだから贅沢品なんだけど。
今でも私の手には二つ折りの雑巾が、ちょうど良いサイズです。