タンスのリメイク:木工編

引き出し取っ手がアンティーク風の洋箪笥。
タンスの段を減らすリメイクDIY。7段から6段に。

古い箪笥

このタンスは40年ほど前の物で、昔は姉が使っていました。何度も処分対象になったのですが、どうしても捨てたくなかった。今は洋裁道具や布入れになっています。

洋風の雰囲気あるチェストにしては、少し背が高くてアンバランス。先月『キャビネットの脚台撤去』でリメイクしたキャビネットと、高さを揃えたい。

引き出しを抜くと、最上段の底と最下段の底は板張りで、他の段は枠だけです。

最下段を一段切ってサイズダウンさせる計画ですが、外側の主体の板は中空だから、どうしよう。リメイクは成功するでしょうか。

本体を切る

高さを決めて、鉛筆で線を引きます。キャビネットに合わせて、110.5㎝。

前側の装飾パーツが切りにくいので、最初は糸鋸を使って。

上から見て「鉛筆の線」と「鋸の歯」が重なるように腕を動かすと、線通りに切れます。

元の底は、四辺と四角に補強が入っています。

切ってみると、やはり中空です。

切った後は「高さがあっているか」「ガタつきがないか」を確認します。

補強と保護

背面のベニヤ板に、長さを合わせた角材をボンドで貼り付けて補強します。両サイドの中空には詰め物として、薄い端材を厚みに合わせて重ね、ボンドで固定します。

底部分は前回の『コルクシートを利用する』と同じ要領で、コルクシートを貼ります。

完成

引き出しを戻して、これで木工編は完成です。前面足元にできた空洞の板張りはしません。クイックルワイパーで掃除できるように。

左がビフォアー。右がアフターです。一段高さを減らしただけで、存在感が違います。

おわりに

洋箪笥一つが醸し出す圧迫感がなくなり、とてもスッキリ。

「インテリアのコツは高さを揃えること」と最近知り(不安もありましたが)思い切って大物家具のリメイクDIYをして良かった。喜びが深いところでじんわり広がっています。

次の作業は、毎度おなじみ「塗装」です。どんな風に変わるでしょうか? お楽しみに。
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