*マスキングテープを使った簡単な方法はこちらで紹介しています→『壁と床の隙間を塞ぐ方法』
古い家の隙間は当たり前だと思っていたけれど、床のペンキ塗りをしていて気がついた。隙間は閉じた方が良い!
ということで、隙間をコーキングで埋める方法を紹介する前に、隙間を閉じた方が良い理由もお話ししますね。
隙間を埋めたい理由
壁と床に隙間があることで起きる弊害。私が断言できるのは、この 3 つです。見た目
隙間なんてあるの?ってぐらい、茶色い壁や床だと目立ちません。ですが、壁や床を明るい色にした時、すごーく目立つ。目立つ隙間を目立たないようにするために埋めたい。と最初に私は考えていました。
ところが、床に這って隙間を眺めていたら、何かを感じるのです。
隙間風
まさかと思ったけれど、隙間に手を当ててみると、スーッと冷たい風を感じます。そう、隙間風です。たった1ミリ2ミリの隙間からこんなにも風が入って来てるなんて。今までまったく気づかなかった。
寒さ対策を駆使しても家が寒い最大の理由はコレだ!と。まるで 37 年目にして初めて春が訪れたような気持ちです。
虫たち
調べてみると、様々な虫たちが、この隙間を介し侵入してくるようです。壁の内側から見ると、隙間は闇の中の光なんですね。その光を目指して、物好きな虫たちが集まってくる。
これは、なんとしても隙間を埋めなければなりません。
コーキング材は『かべシール』
コーキング材は『セメダイン かべシール つや消しホワイト 340g』を選びました。
お値段的にはカートリッジ&ガンタイプがお安いですが、あのガンの大きさったら、とても素人の家に置いておく気になれません。
昨年の『壁紙剥がしてペンキ塗り』で壁の補修に使った『ボンド 屋内用パテ』も使えますが、室内四方の隙間を埋めるには、大きい 125g 入りでもすぐに無くなってしまいます。
かべシールは粘度が低く、隙間を埋めやすいです。キャップ付きの先端ノズルは好きな細さでカットできます。(*細くしすぎると出すのに力が必要になる)
隙間をコーキングで埋める方法
コーキング前にマスキングテープなどで養生するのが本来の方法です。
コーキングとシーリングの違いは、呼び方が違うだけ。
詳しくはこのリンクをご参照に
コーキングとシーリングの違い|Caulking Sealing.com
私は後で上から塗装するので、そのまま隙間に『かべシール』を出してゆきます。
ヘラを使うとペンキが剥がれることもあるので、手袋をはめた指がヘラの代わり。
粘度が低く柔らかく使いやすいですが、それは水分が多く乾くとカサが減るということ。一度乾かして隙間が空いてしまった部分は、もう一度上から隙間を埋めましょう。
効果と感想
ほんの僅かな隙間を埋めただけなのに、部屋の寒さが段違いに良くなった気がします。
この作業部屋は二階北東に位置する、二階でいちばん寒い部屋です。階下にはカビが発生しやすい元・父祖母の部屋と、そのすぐそばにタイルの目地から水漏れしている浴室があります。
作業部屋の隙間から、風と一緒にカビの臭いも入ってきていたのですが、それも見事にシャットアウトできました。
ただ一つ気になるのは、この隙間を閉じることで、壁の中の空気の流れを止めてしまったかもということ。この点については追々考えていこうと思っています。
少しずつ、いつもの部屋が快適になってくと、やる気に繋がりますね。
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