古いキャビネットに不恰好な脚台が付いているので、取り去ることにします。
底面の両端に脚が付いていて、脚前面を板で覆っている台。実はこの台のせいで、キャビネットがとても不安定だったんです。
後面が無くて底辺際より奥まったところに前板が付いているから、台下の前両サイドに厚紙を挟んで、前を少し浮かせ、前に倒れないようにしていました。
ペンキ塗装は意外と簡単だった。(塗装の様子はこちらへ⇒キャビネットに白いペンキを)この撤去作業は、悪戦苦闘もいいところ。
脚が底面に糊でペッタリくっついて、力ずくでは取れまない。ひとつずつパーツを剥がしていきます。これは化粧合板ですね。
合板の木は、タテ繊維・ヨコ繊維の組み合わせで補強してあり、この合板は3枚ほどの層でした。本体がすごく重いので、脚は本物の木材かなと思ったら、中は空洞。
合板を取り去り、残りの枠材を糸鋸で切ります。
片方を切り終えると、こんな感じになりました。
さっき切ったところを取り除きます。古刃の彫刻刀を使って、金槌でトントン。
木目通りに刃を当てると、小さな薪割りをしてるみたい。トントン。
取れたっ。
前面には補強材が付いています。これも糊付けされています。
先ほどとは繊維の向きが違うので、かなり時間がかかります。
ヒートテックを着ていると、汗がにじむほどヒートアップ。
そして完成! 作業前は、この残した木材も塗装しようと思ってました。
床から少し浮いてる方が、カビたりしないので。だけど、この木材の高さは約2㎝。ワイパーのヘッドが入らない高さです。
う〜ん。どうしよっかな。と悩んでるところに天(夫)の一声。
「それ、取った方がええやん。不安定やろ。」
えっ? 簡単に言うけど、取るの大変だよ。大変なんだけど、実は最初に描いてた理想形は、カビなんて気にしないで、底面が床にドシンと居座っている光景だった。
隙間がなければ、隙間掃除のことも考えずに済むもんね・・
うん。やってみる。
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