パセリの効果


パセリは、ビタミンCやカロテン、鉄分が豊富で、免疫力を高めてくれる野菜です。

薬膳では、発散作用があるとされています。食べ過ぎによる不調や滞りを散らして、血行を良くする、春に良い食べ物と考えられているのです。



パセリの苗は、1株植えるだけで、一年を通して役に立つ。

そう思い、育て方も簡単ということで、最初はプランターで育てていました。しかしなかなか大きくならず、数センチの小さな姿で過ごしていました。もう鉢では育たないかもしれないと諦めたのは、今から1年半まえのことです。



庭のサルスベリの木の下に、埋めるように、そっけなく植えたはずのパセリ。

土は庭土。硬い土で、少しほぐした程度です。植えて半年位は小さなまま。忘れた頃に、薹(とう)が立っているのを見つけ、そのたびに根元からちぎっていると、いつのまにかもりもりと育っていました。今では、長生きのパセリが誇らしいです。



茎の外側から剥がして摘むときは、少しずつにしましょう。

摘み取った茎を水に挿しておくと、数日は元気に見えます。ところが、ちぎってみると香りは落ちているのです。摘みたてのパセリは、本当に良い香りです。房のままをお皿に添えるのではなく、細かくちぎってのせると、家族みんなの栄養になります。
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