画鋲抜き


何故か大切にしてしまう小さな道具。どちらも画鋲と一緒に入っていたもの。

透明な方は使わずに仕舞っています。黒い方は普段使いの愛用品です。





先が欠けていますので、使うには少し、コツが必要。それがまた楽しいのです。しかも苗字のイニシャル入り。もちろん偶然なんだけど。





画鋲の用途は様々だけど、私が一番好きな使い方は、LANケーブルの留め具として。

ケーブルを壁に固定して留めるには、専用フックやホルダーがあります。ELECOMのケーブル結束フック(10個入り 418円)や、エーモンの配線止め金具(お徳用 30個入り 513円)など。どちらも壁に穴を空けず、粘着テープで貼るタイプ。

私は借家に住んでいた時、前住人さんが残した粘着テープの跡を、取るのに手間取りましたから、なるべくなら使いたくありません。



一般的には絶縁ステップルを使います。だけど私はステップルが苦手。完全に配置が決まり、次にケーブルを外すのはこの家を払う時。ぐらいの気持ちが湧いた時には、やってみようと思います。

でも今は、昔のステップルが、どう頑張っても抜けなくて、放置しているのですが、この存在を無視しようとしても無視はできず、気になって仕方がないのです。自力で外せないものは、取り付けない。それがいちばん。



本当は、この名前を今調べて知ったばっかりで、いつもは「壁に刺すゴムのついたホッチキスみたいなの」と呼んでいました。抜けない原因は「打ち込み過ぎ」だということ、わかっているんです。

人が感じる気持ちというのは、簡単に記憶に刻まれます。しかし、それが事実と違うと知った後で、消去することは難しいのです。自分が誰かに何かをしたり与えたりする時に残すもの。そういうことも考えていきたい。





昔から画鋲は好きな方で、今は、この3つの空き缶に収納しています。





中はごった返してる。片付けは得意じゃない。だから、外した画鋲は放っておかないで、ここに入れることだけを決めていれば、安心です。
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